燃え尽きてはダメです!

ナースのみなさん、ちゃんと休んで心も体も元気でいましょう!
あしたは、自分のためにあるんだから。

● 燃え尽き症候群で休職する方が急増

昨日までバリバリとやる気にあふれ働いていた人が突然休みがちになり、原因不明で退職してしまうケースが多くなっています。その原因の一つとして燃え尽き症候群が挙げられます。燃え尽き症候群とは、仕事にすべてをかけて打ち込んできた人が、ある日突然もえつきたように無気力状態になってしまう状態をいいます。周囲からは「やる気がないんじゃないの」「自分勝手ね」と思われがちですが、これは病気で自分ではどうやっても体を動かすことができない周囲に理解されにくいメンタル不全です。看護師や医師、教育者や精神科医、介護系で働く人々等、「援助職」に多いとされています。看護師は特に長時間ストレスにさらされる仕事でもありますから、燃え尽き症候群のサインなどに関して知っておいてください。

● 休職してまずは療養を

脳の伝達物質の低下は、十分休養をとることで一時楽になります。無断欠勤が多くなり、同僚に迷惑をかけるからと辞職や転職を考える方もいますが、思いとどまってください。転職や辞職等、人生に関わる大きな判断は十分に静養し、しっかりと専門科医の治療を受けて回復してから考えるようにしましょう。もえつき症候群の回復は早くて3か月、こじらせてしまうと1年以上もかかることがあります。そもそも病気の始まりは「責任感が強く頑張りすぎてまじめすぎて疲れてしまう心の仕組み」があるからです。自分を追いつめてしまう思考パターンに気づき、思考方法を修正していかない限り、また同じことを繰り返してしまいます。そのため、薬などの療法と共に、『認知行動療法』などで「もっと生きやすい考え方」を身につける必要があります。一人で抱え込まず、何度も休んでしまい自分ではどうしようもないと思ったら、家族や同僚、上司に「助けて」と伝えましょう。「助けて」とさえ言えれば、新しい明日が開けていきます。

今度の休日は、何をするか決めましたか?
熱海?有馬?もっと遠くの湯布院温泉?ここは贅沢なたびになりますね。わたしは思い切って鹿児島へ参ります。大阪から九州新幹線で1本でいけるんですよ。長旅ですが、新幹線はグリーンを予約したのでゆっくり本を読んだり居眠りして寛ぎながら移動を楽しみます。「助けて」を言う前に、自分を休ませてあげようと思います。

参考サイトはこちら⇒ベテラン看護師が行く